【最新版】Galaxy S21でeSIMを設定する方法
Galaxy S21は、普段使っているSIMと並行してトラベルeSIMを動かせる。到着した空港でSIM屋台に並ばずとも、電源を入れた時点でデータ通信が使える状態にしておけるということだ。この記事では、SamsungのOne UI上でeSIMをインストールする手順を最初から最後まで追い、S21・S21+・S21 Ultraすべてに対応させる。そして、多くの人がつまずくポイント——プランをいつオンに切り替えるべきか——も具体的に解説する。
事前に用意しておくもの
必要なのは次の3つ。
- Galaxy S21 / S21+ / S21 Ultra のいずれか。型番は SM-G991、SM-G996、SM-G998。3モデルともeSIM用のハードウェアを搭載している。
- ソフトウェアが One UI 4.0 以上に更新されていること。古いファームウェアのままだと、eSIMメニュー自体が表示されない端末がある。
- UROCOMMのeSIMプロファイル。購入後にQRコードとアクティベーション情報がメールで届く。
まずは簡単な確認から。電話アプリを開いて *#06# と入力してみよう。IMEIの並びに EID という番号が表示されれば、その端末はeSIMに対応している。EIDが見当たらない場合は、記事末尾の代替案を参照してほしい。
Galaxy S21にeSIMをインストールする手順
1. ソフトウェアを最新にする 設定 > ソフトウェア更新 > ダウンロードしてインストール の順に進める。完了したら再起動。数分かかるが、この工程は飛ばさないほうがいい。SamsungはOne UIのアップデートを通じてeSIMメニューを変更してきた経緯があり、一度も更新していないS21では「eSIMを追加」が表示されないことがある。
[スクリーンショット: ソフトウェア更新がハイライトされた設定画面と、ダウンロードしてインストールのボタン]
2. SIMマネージャーを開く 設定 > 接続 > SIMマネージャー へ進む。地域によっては SIMカードマネージャー と表記される場合があるが、同じ画面だ。
[スクリーンショット: 接続メニューでSIMマネージャーが3番目に表示されている状態]
3. 「eSIMを追加」をタップ eSIMを追加 または モバイル通信プランを追加 という項目が並んでいる。これをタップすると、端末がSamsungのeSIMサーバーに接続し、応答まで10〜20秒かかることがある。反応がないときはWi-Fi接続を確認しよう。
[スクリーンショット: SIMマネージャー画面の下部にある「eSIMを追加」ボタン]
4. QRコードを読み取る QRコードをスキャン を選び、UROCOMMから届いたメール内のコードにカメラを向ける。印刷しても、別の画面に表示しても構わない。カメラが読み取らない場合は アクティベーションコードを手動で入力 をタップし、同じメールに記載されたコードを打ち込む。
[スクリーンショット: QRコードを捉えたカメラビューと、その下の手動入力オプション]
5. 回線に名前をつける Samsungは新しいプランに名前を求めてくる。「UROCOMM USA」「UROCOMM Japan」など、後で見てすぐわかる名前にしておこう。デュアルSIM端末では、旅の間ずっと設定メニューで2つの回線を見分けることになる。ここでの命名が効いてくる。
6. ここで一旦ストップ。まだ回線をオンにしないこと。
この最後のステップが最も重要だ。理由は次のセクションで説明する。
アクティベーションのタイミング——なぜ「いつオンにするか」が効くのか
eSIMプロファイルのインストールは自宅で済ませる。プランをオンにするのは、渡航先に到着してから。
ここに落とし穴がある。多くのトラベルeSIMは、購入した瞬間ではなく、回線がネットワークに登録された時点から有効期間がスタートする。リビングにいるうちにeSIMをオンにしてしまうと、7日間プランが空港に着く前に6日分へ目減りしている、という事態になりかねない。さらに厄介なのは、契約に含まれないネットワークの現地基地局を端末が拾ってしまった場合だ。前払いで上限つきのはずのプランに、思わぬローミング料金が発生することがある。
だから、インストールは今、UROCOMMの回線はSIMマネージャー上で オフのまま にしておき、入国審査を抜けたタイミングでオンに切り替える。空港やホテルのWi-Fiを使えば、アクティベーション情報のダウンロードでモバイルデータを消費せずに済む。
アメリカ旅行を控えているなら、出発前に USA無制限eSIM を用意しておこう。日本が目的地なら 日本無制限データeSIM が同じ手順でインストールできる。どちらもルールは共通——出発前にプロファイルを入れ、到着と同時にプランをオン。
到着後に回線をオンにする
空港かホテルのWi-Fiに接続したら、次の順で操作する。
- 設定 > 接続 > SIMマネージャー
- UROCOMMの回線をタップして オン に切り替える
- モバイルデータ をUROCOMM回線に設定する
- 通話 と SMS はメインSIMのまま残す(銀行からの認証SMSを受け取れるように)
- データがつながらない場合は、UROCOMM回線のみデータローミングをON にする
最後の項目で戸惑う人が多い。トラベルeSIMでローミングがオンになっているのは正常な状態で、提携ネットワークを使うための仕組みだ。一方、自宅SIMでローミングがオンになっていると、帰国後に怖い請求書が待っている。どちらの回線を切り替えているか、必ず確認してほしい。
トラブルシューティング
SIMマネージャーに「eSIMを追加」がない 原因はファームウェアであることがほとんどで、まれにキャリア側の設定も絡む。手順1のソフトウェア更新を実行して再起動してみよう。それでも表示されない場合、そのS21はキャリアロックされたUS向けモデルで、オペレーターのビルドによってeSIMメニューが無効化されている可能性がある。壊れているわけではない。Samsung GalaxyのeSIMインストールガイド でモデルごとの違いを整理しているので参考にしてほしい。どうしても端末側が言うことを聞かないなら、グローバル対応ポータブルWi-Fi という選択肢もある。SIM設定に一切触れず、同じ接続環境が手に入る。
QRコードが読み取れない 手動でのコード入力に切り替えよう。このとき、インストールする端末そのものにメールを表示させないこと。カメラとして使う画面に表示されたコードは、自分では読み取れない。
eSIMはインストールできたのに「圏外」と表示される 次の3点を順に確認する。回線がオンになっているか、モバイルデータがその回線を向いているか、そしてその回線でデータローミングが有効か。確認後に端末を再起動。多くのケースはデータ回線の設定ミスで片づく。
誤ってeSIMを削除してしまった この一連の作業で、取り返しがつかないのはこれだけだ。インストール済みのプロファイルは同じQRコードで再スキャンできない。大半が一回限りの使い切りになっている。注文番号を添えて service@urocomm.com まで、何が起きたかを伝えてほしい。工場出荷状態に戻せば復活するのではないかと考える人もいるが、それはプロファイルの復元にはならない。
旧世代のGalaxyから乗り換えた場合 One UIのバージョンによってメニューの場所が動いている。S20を使っているなら手順が少し異なるので、Galaxy S20のeSIM設定ガイド を参照してほしい。
よくある質問
Galaxy S21でeSIMを2つ同時に使える? 使えない。S21は物理SIM 1枚+eSIM 1つの構成だ。eSIMを2回線同時に動かしたいなら、より新しい端末が必要になる。iPhone SE(第2世代)の設定ガイド ではデュアルSIMの挙動が異なる機種を扱っているし、eSIM対応端末一覧 で他の選択肢も確認できる。
eSIMを使いながら自宅SIMも生かしておける? もちろん、それがデュアルSIMの利点だ。通話とSMSは自宅回線に残し、データはUROCOMMのeSIMに振る。ただし自宅回線のデータローミングはオフにしておくこと。バックグラウンドのアプリが知らぬ間に課金を発生させる。
旅の途中で別の国に移動したらeSIMは使える? プラン次第だ。USA eSIM のような単一国プランは1か国のみのカバーになる。複数国をまたぐ旅には地域プランが必要で、アジア地域eSIM なら1つのプロファイルで複数の国をカバーできる。到着してからではなく、購入前に商品ページの対応国リストを確認しておこう。
最後に
インストール自体は5分、タップ数は6回ほどで終わる。旅の快適さを左右するのは、実はこの後の「我慢」だ。プロファイルは自宅で入れて、その回線は到着ロビーに立つまでオフのままにしておく。
旅程に合うプランが決まらないときは eSIMコレクション を眺めてみるか、ノートPCとスマホ3台で1つの接続を分け合いたいなら モバイルWi-Fiデバイスの選択肢 を比較してほしい。設定の途中で詰まったら、注文番号と「今どの画面を見ているか」を添えて service@urocomm.com まで連絡を。スクリーンショットがあると話が早い。